いつから感情を表に出すのが下手になったんだろう みんなで飲みに行っても 上手く話の輪の中に入れずに立ち往生してる 話したいことはたくさんあるのに それが上手くできなくて 一人で飲んでる気がしてる
もともと感情を押し殺すことに慣れていた 見知らぬ人たちの中でおとなしく過ごすことに慣れていた そう 弟の入院見舞いなのに 小学生だからと病室に入れなくて エレベータホールで一人母を待っていた時のように そうか コンプレックスがまだあるのかもしれない 「たちつてと」の「つ」が上手く発音できなくて 小学生の時に遠くの「ことばの教室」に通ってたっけ
文字だけのつながりに疲れたのかな インターネットが普及し始めて最初は楽しかったけど そこには「声」がない「温もり」がない
そう 本当は 声が聞きたいのね 温もりを感じたいのね 別にそこに恋愛感情があるわけでもない 純粋に触れ合いたいのだということ
それは贅沢な悩みなのだろうか |