「機動警察パトレイバー」の世界

 ゆうきまさみ先生原作で「機動警察パトレイバー」という漫画がある(1998~1994年発表)。これは近未来の東京で多様化するレイバー(産業用ロボット)による犯罪を抑えるために警視庁が開設した「特車二課」というところで闘う者たちの物語なのだ。某少年雑誌に連載されていたこともあり時たま読んでいて、そのときはレイバーの大きさに圧倒されてあまり思わなかったのだけれど、最近になって思うのは、連載時期の時代背景を忠実に再現しているんだなあということだ。
 現実世界ではちょうどバブルがはじけた時期でもあり、再開発のため地上げして空き家にした上野・谷中であるとか、向島、月島あたりの重苦しい雰囲気が漂っている。その後のバブル再燃で月島あたりは高層マンションが完成しているが。
 ただ「特車二課」の事務所が開設されたのは13号埋め立て地(今のお台場)で、当時は東京都のごみの最終処分場だった。
 そう考えるとやっぱりその時代背景をきちんと表現しているよなあ。
(自分なりの解釈も入っております。ご了承くださいm(_ _)m)

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