サイコドクター
テレビドラマはほとんど見ないのだが、最近見るようになったドラマで「サイコドクター」というのがある。これはある精神科医の話なのだが、実際見ていく中でいろいろなものがこみ上げてくるような、そんな感じがした。
内容の詳しいことは別にして、精神科の治療を受けている人間としてこのドラマを見た感想を言うと、「やはりドラマなんだろうな」という感じがしてならない。高所恐怖症の症状とか、フラッシュバックの瞬間とか、確かにそれと思わせる場面はあっても、あんな劇的に症状が改善するというのは、なかなかないことであり、また、精神科の治療には本人の「治したい」という強い意志がないとできないことで、これらをドラマの中でうまく表現することができる内容であれば、実際の神経症の患者にもかなり励みになるのではないか、という思いを感じたのであった。
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