日韓演劇週間Vol.3

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 上野ストアハウスという劇場で表題の日韓演劇週間というのをやっていて、中津留章仁LOVERSの「黄色い叫び」という舞台に知り合いが出演しているので観に行ってきた。初演が東日本大震災の約1か月後ということで、ちょうど世間が自粛ムードの中行われたものらしいが、お祭りという街の盛り上がりが先か、災害対策が先か、難しい決断を迫られる中でいろいろな人間模様が描かれていたように思う。胸に刺さるセリフがぐさぐさささって色々考えされられたな。
 時間も休憩なしの2時間20分という長い舞台だったが、その知り合いが「あの内容でも時間が足りないくらい」と言っていたのがよく分かった。
 で、その後に行われた劇団ドリームプレイという韓国の劇団による「アリバイ年代記」も招待扱いで観られるというのでせっかくだからと観てきたが、こちらも休憩があるものの2時間半くらいの長い舞台でちょっと疲れたな。
 この「アリバイ年代記」は作家自身の父親をドキュンタリー的に回想しながら、韓国近代史と作家自身との関係が告白されていくお話で内容はすごく面白かった。ただ、韓国語でやるのはいいとして、字幕があったけどどうしても字幕を気にしちゃって、舞台になかなか集中できなかったかなー。
 で「黄色い叫び」のほうは韓国語の字幕すらなかったけど、この辺りは今後の課題なのかも。ちょっと費用がかかるけど、翻訳のイヤホンとかがあって、それを貸し出すとかのほうがいいかな、と思ったのだった。

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