病気と向き合おう

 今、病院に行ってうつ病の治療をしているのだけれど、いろんな人の日記を見ていると、今の自分は対処療法ばかりで自分の病気とあまり向き合ったことはないな、というか避けてきているな、と感じた。今日の日記はそんな自分の心の軌跡となると思うが。
 基本的に人見知りが激しかった自分は、小学校の頃、同級生からいじめを受けた。癲癇とそれに伴う発達障害を持つ弟のことで苦労している親にも、担任の先生にも相談できず、そのいじめについて一人で背負い込んでいたように思う。小学校の頃のいじめは中学生になってからも続き、担任の先生が何もしてくれなかったのを機に人間不信に陥ったのだった。
 その後、自分が対人恐怖だと認識したのは高校生の頃。その頃はいじめはなかったけれど、部活に入部するときに「自分は受け入れてくれるんだろうか」と心配になり、足がすくんだからだった。その部活では無事受け入れてもらえて、高校3年間は部活に逃げていたように思う。
 で、社会人になって前職の会社に入社した頃から会社内ではだんだんと慣れてきたものの、それ以外では依然対人恐怖が強く、強いストレスを感じたときに動悸がして胸と背中が痛くなるという状態が続いた。その度に内科で診察を受け、内視鏡の検査も受けたが異常なし。その頃対人恐怖を治したいと精神科についての知識を本で読んだりしていたけど、結局その対人恐怖のために行くことができなかったのである。
 それから数年して、ある月刊同人誌に参加するようになり、そのオフ会に参加することができてからは急激に対人恐怖は治まったものの、4年前に仕組まれた罠と会社でのパワハラによって精神科受診とカウンセリングを開始したのだった。そして転勤、転職を機に症状も落ち着いたことから受診を終了させたものの、ここ最近のストレスで再発、今に至るというわけ。
 今も強いストレスによって手の冷えと震え、動悸と胸、背中の痛みがあって、それは診断はされてないが、今考えるとパニック発作なんだろうなあという気がしている。この日記を書いてる途中にもそういう症状はあったし。今の医者にも前の医者にもそういう症状は伝えていなかったけど、きちんと治すにはきちんと医者に伝えることが必要なことかもしれない。
 それ以前に、今までこういった形で病気と向き合ったことがなかっただけに、整理してみるとかなりのことがわかってくるように思う。きっかけはあくまでもきっかけに過ぎず、根本的に治療していかないと心の病気は治らない。「頑張らなくてもいいから治そうと努力する」が今までの自分のスタンスだったはずだが、結果的に自分も避けているのだ。これでは治るものも治らないだろう。
 次回の診察でいろいろと先生に相談してみるかな。治療方針が変わっても仕方ないだろう。

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