突然の訪問者、その2

 この日の夕方、いきなりドアチャイムが鳴ったので出てみると、そこにKさんが立っていた。このKさんというのは保険会社の外交員で、私の名義で自宅を購入したときに、それまでの養老保険を切り替えて新たに生命保険に加入したのだが、そのときにお世話になった人である。大体いつも飲みに行っているスナックでお会いするのだが、このところ遅番で動いているために終業が夜10時を回ってしまい、そのときにはKさんはすでに帰宅しているため、ほとんど会えずじまいなのだ。それで用件としては、私が今月いっぱいで実家に戻るため、わざわざ挨拶に来ていただいたというわけなのだが、やはりこういう人が身近にいるとなんだか悲しく思うのだった。

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