芥川賞

 この日、芥川賞と直木賞の発表があった。芥川賞はいわゆる純文学、直木賞は大衆文学の新人・中堅作家に贈られるもので、年2回選考され、受賞作品は文藝春秋に掲載される。それでこの日は今年上半期の発表なのだが、特に芥川賞は史上最年少の作家の作品が受賞した。綿矢りささんの「蹴りたい背中」がそうなのだが、正直言うとこの作品が芥川賞をとることについて?と思った。私はこの作品とデビュー作である「インストール」と両方読んだことがあり、作品としては現代の社会を的確に映し出しているようで面白かったのだが、はたして純文学なのかと疑問を持ったのである。それだけ時代が変わったということなのだろうか。

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